はじめに
本コースについて
本コースでは、Pythonを用いてプログラミング学習を進め、エンジニアリングスキルを中級前期レベルにまで押し上げることを目指しています。また、本コースで習得した知識は、本コース修了後に独学で新しいスキルをキャッチアップする際の基礎として助けになってくれるはずです。
Pythonで学習する理由
本コースでは、Pythonを用いてプログラミング学習を進めていきます。Pythonは、シンプルな言語体系で、他の言語と比較して同等の処理をより少ない記述量で表現できる傾向があります。本筋とは関係のない煩雑な手続きを書かずに本質部分に集中できるため、初学者が効率よくプログラミングの本質に迫るために適した教材となります。また、利用者が多くドキュメントが豊富なことや、外部ライブラリが豊富で欲しい機能を簡単に実装できることも、Pythonでの学習を後押ししてくれるでしょう。そして、Pythonをマスターできれば、他の言語を学ぶ障壁は遥かに小さくなります。
プログラミング学習を開始する前に
本コースではPythonを扱いますが、プログラミング学習を開始する前にPython以外の言語の特徴についても理解しておきましょう。もし明確な目的がある場合には、最初から各自の目的にあった言語を選んだ方が良いかもしれません。
案件内容の確認
学習開始前に各言語での募集案件内容を把握しておくと、学習のモチベーションを維持しやすくなります。例えば、Pythonの案件には主に以下のようなものがあります。実務経験が重視されないものからはじめて、徐々に実績を積んでいくのがよいでしょう。
具体的にどんな案件があるかについては、クラウドソーシングサイトや転職サイト、エージェントサービスなどを確認してください。
プログラミングスキルの伸ばし方
プログラミングスキルは「試行回数 × 考えた量」に比例します。経験上、6~7割程度の理解で大量に試行を繰り返すと学習効果を感じやすいでしょう。
伸びる人には以下のような特徴がみられます。
プログラミング学習を進める上で詳細な文法の暗記などは不要です。大枠だけつかんでおき、わからないことはその都度調べて解決できれば問題ありません。ただし、そのコードが何をしているのか6~7割程度は理解できるようにしましょう。
エンジニアリングはやった分だけ必ず力が付きます。焦らずに一歩ずつ進めるように心がけましょう。