伝え方入門
コミュニケーションの構造
コミュニケーションは、単に伝え手から受け手へ情報を送る一方向的なものではなく、伝え手による「表現」と受け手による「かかわり」という2つのプロセスが絡み合う相互作用である。声や文章などの伝え手の表現物を媒介として行われ、受け手はその表現物にかかわるという形になる。この「表現する」と「かかわる」という2つの橋があることがコミュニケーションを難しいものにする。とりわけ、第2の橋は多かれ少なかれ受け手次第のところがあり、受け手が見たくない、聞きたくないと思えばそれまでとなってしまう。

伝え方の3原則
コミュニケーションの効果を高めるには、「表現する」と「かかわる」という2つの橋を意識して、以下の3つの原則を守る必要がある。
影響力を上げる6つの武器
名著『影響力の武器』をもとに影響力を上げる6つの武器と伝え方の3原則との関係性を以下に示す。
影響力を上げる6つの武器と伝え方3原則との関係性
メッセージの陳腐化
いかなるメッセージも、時が経つにつれて表現が使い古され、効果が薄れたり、時には別の意味を持ったりする。たとえばマーケティングにおいては、ターゲット層が同じメッセージの中にさらされ飽きてしまう現象が見られる。
そのため、メッセージを発信するたびに「本当に伝えたいことは何か」、「誰に向けて伝えるのか」、「伝えてと受けての関係性の中でどのように価値を提供できるか」を再確認し、時代や状況に合わせて表現方法をアップデートしていく必要がある。